ONE LOVEへのメッセージ



大ヒット中の映画『十三人の刺客』で、ハードで男っぽい役を演じている石垣佑磨さん。じつは、幼いときから小動物が大好きなココロやさしき青年でもあった。そんな小動物飼育体験を活かしながらの愛犬バッカスとの暮らしぶり、そして、より多くの人が保護犬を引き取るような社会を実現する独自のアイデアを語ってくれた。
人と犬の明るい未来を作るプロジェクト ONE LOVE
日本では年間に44,783頭もの犬が殺処分されているという実態があります。(平成23年度 環境省発表)この現状に対して1頭でも多くの犬たちの命を救うために、動物保護団体への寄付や飼い主さんへの啓発、保護犬文化向上のための支援に取り組んでいます。
1人ひとりの小さな“ONE LOVE”を集めて大きな力にするために、私たちに出来ることから始めませんか。

ONE BRAND(以下、O.B.) 石垣さんは、いま大ヒット中の映画『十三人の刺客』に、樋口源内役で出演されています。残忍な大名を有志の十三人が討つという心洗われるストーリーとなっている一方で、大量の血しぶきが飛び、至るところで火が燃えさかるといったハードな映像の連続。演じるのも大変だったんじゃないですか?
石垣 そもそも僕は、あまり楽な撮影の映画に縁がないんですけど(笑)、この映画はとくにハードでしたね。でも、だからこそ、とてつもない作品に仕上がったという実感はある。一生忘れられない一本になった気がします。
O.B. この映画の魅力を紹介してください。
石垣 人間、事を起こすときは、自分の大切なものを賭して戦わなくてはいけないときがあることを深く感じていただける作品。観たら、きっと「明日から頑張って生きていこう」という勇気がふつふつと湧いてきます。年齢問わず、国籍問わずじっくり堪能していただきたいですね。
O.B. さて、そんなハードで男っぽい映画が似合う石垣さんですが、じつは幼いときは小動物が大好きな男の子だったそうですね。
石垣 はい、小さい生き物はなんでも好きでしたね。小学校では自らすすんで生き物係をやっていたし、自宅ではハムスターを飼ったりもしていました。犬も飼いたかったんですけど、集合住宅に住み、母親がピアノ教室をやっていたのでそれは叶わず、自然と小動物飼育に熱中した感じでしょうか……。自慢じゃないけれど、みんなけっこう長生きしてくれたんですよ。
O.B. 小動物を飼うときに気をつけていたことは?
石垣 なにかを飼うと決めたら、徹底的に飼育方法を調べました。あとは経験を積んで、だんだんコツを掴んでいくという感じ。とにかく、どんなにかわいくても、あまり触りすぎないように気をつけていました。動物にとっては、人間の手の圧力や体温は、けっこうなストレスになる場合が多いですからね。ちなみにこうした知識は、3年前に犬を飼いはじめたときにも役立ったと思っています。
O.B. 犬を飼いはじめた経緯は?
石垣 ずっと飼いたいという思いが募っていたのもあるんですが、一人暮らしをはじめたある日、ボクシング映画の『ロッキー・ザ・ファイナル』を観ていたら、主人公が保護施設から引き取った犬といっしょにトレーニングするシーンがでてきて、それにかなりグッときてしまった。それで強烈に「犬が飼いたい!」って思い、ペットショップの知り合いに相談してチワワを飼いはじめることにしたんです。メスだったけど、名前はロッキーの犬と同じ「パンチー」にして(笑)……。しかも、話はそれだけでは終わらず、その1年後にペットショップで売れ残っていたオスのダックスフントを見つけ、やはり映画『ロッキー』にでてくる犬と同じ「バッカス」という名前を付けて飼いはじめた。
バッカスが子犬のころの写真→
O.B. 思いあまって、いきなり多頭飼いされたわけですね。
石垣 そうなんです。でも、いくら生き物に慣れていたとはいえ、長期ロケが多い一人暮らしの役者に、これはさすがにムリがあった。それで、例のペットショップの知人に相談したら、自宅にパンチーを引き取ってくれることになって、いまはバッカス1頭だけの生活になっています。
O.B. そのバッカスとは、どのような暮らしを?
石垣 休みの日は、二人でソファに寝そべって、いっしょに映画を観ている感じかな(笑)。でも、だからといって甘やかしているわけではないんですよ。小動物のときと同じで、あまりかまいすぎないように気をつけています。それと食事以外のときに食べ物をねだってきたとしても、あえて無視するようにしてる。厳しいようだけど、ちゃんと育って、長く生きてほしいからこその対応ですね。まあ、僕自身、彼が部屋で待っていると思うと、朝までお酒を飲むようなこともしなくなっているし、ある意味、自分の健康やいい仕事にもつながる愛犬生活となっているわけですけど(笑)。

O.B. 『ロッキー・ザ・ファイナル』の保護犬の存在に感動されてた石垣さんですから、保護犬の引き取りの必要性などについてもよくご存じかと思います。なにか特別な想いやご意見はありますか?
石垣 日本でも、保護犬の存在を多くの人が知り、それを引き取ることが楽しいことのひとつして捉えられるようになればいいのになぁ、って思いますね。
保護犬って、実態はともかくとして、日本ではなんとなく暗いイメージで受けとめられがちじゃないですか。人って、よっぽど意識が高くなければ、そういうイメージの犬をすすんで飼おうとは考えないと思うんですよ。だから、そうではない前向きのイメージをつくりあげるプロデュースも必要かな、と。たとえば、保護犬が新しい家族を求めているということは、かわいそうな犬が助けを求めている訳ではなく、夢のある出会いを待っているんだという風に認識されるようになれば、みんな保護犬を積極的に引き取りたいと思うんじゃないですかね。……うーん、うまく伝わっていれば良いですけど(笑)
衣装協力/QUENCHLOUD®