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ONE LOVE's mesasge  白石美帆

ONE LOVEへのメッセージ

白石美帆

ONE LOVE PROJECT

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小さなころからイヌとの生活を楽しんできたという白石美帆さん。現在生活をともにしているのは、繊細な甘えん坊のショコラ(オス4歳)と、遊び盛りのやんちゃなバニラ(オス1歳)だ。ふとしたきっかけで出会った2頭との生活は、何事にも代え難い大切なものだとか。それだけに、不幸な末路をたどるイヌたちの存在を、いつも忘れないでいたいという。「解決策は簡単には出ないけれど、知っておくことに意義がある」と白石さん。今回は、そんな彼女の“愛犬家としての素顔”をお届けする。

『ONE LOVE』はみんなが持つべき「愛犬家精神」や「愛情」。
1つの愛情が、1つのマナーを生み、1つの共存を生む。


これが『ONE LOVE』の想いです。年間、約12万頭ものイヌが保健所で殺処分されている現代日本。そこで「ONE LOVE」では、プロジェクト第1弾として、「イヌ・ステ・ゼロ」運動をスタートしています。そしてこれからも、単なるペットブームに乗るのではなく、成熟した「イヌとの暮らし」を実現するための情報発信とDonation(寄付活動)を行っていきます。

冬に、ソファに敷いたムートンの上でショコラ、バニラと一緒にお昼寝していると、最高に幸せ…。


ONE BRAND(以下、O.B.) 2頭ともチワワですが、もともとチワワ好きなんですか?

白石 それが、まったくの偶然なんですよ。そもそもは「可愛いチワワが生まれたらしいから、見に行かない?」と誘われたのがきっかけ。飼うつもりはまったくなかったんですが、実際にショコラを見てしまったら、欲しくなってしまって。父が大の動物好きだったので、家にはいつもイヌがいたんです。出産も見ていますし、赤ちゃんから育てた経験もあります。だけど、ひとり暮らしで飼うことには、やはり不安がありましたね。

O.B. 特に何が不安だった?

白石 仕事柄、家を空けることが多いのが心配でした。出張でロケ、ということも多々ありましたし……。「どうやって育てよう」という大きなものから、「いない間にコードを囓っちゃうんじゃないか」とか、「ご飯は何をあげたらいいんだろう」とか、不安の種は尽きませんでした。でも生まれたお宅で預かってもらえたり、ブリーダーさんがいろいろ教えてくださったりしたので、まったく問題はなかったですね。チワワは軽いから移動もラクだし、とても飼いやすいです。

O.B. 実際に飼って、特に苦労したことは?

白石 ショコラに関しては、あまり記憶にないですね。すごく優しくて穏やかな性格だし、身体も丈夫なので……。でもバニラは、身体が小さいのに気性が荒いんです。散歩のときなど、ワンワン吠えながら大型犬に勝負を挑んでいくので、止めるのが大変! 無謀だっていうのに(笑)。

O.B. バニラを飼い始めたきっかけは?

白石 これもまた偶然で、「生まれたから見においで」と誘われて行ったんです。そうしたらまたしても、このコと目があってしまった(笑)。留守の時など、「ショコラひとりじゃ可哀想かな」と思っていましたし、「今度は白いコがいいな」と漠然と思っていたこともあって、即決してしまいました。

O.B. バニラが家にやってきて、ショコラは嫉妬しませんでしたか?

白石 それが、自然と“お兄ちゃん”になってくれたんですよ。バニラがオシッコするときにも、周りをくるくる回って「そう、そこでするんだよ」って教えてあげていました。いまもバニラの目ヤニを取ってあげたり遊んであげたりと、とっても面倒見がいいんです。

O.B. お忙しいなか、散歩はどうしていますか?

白石 2頭とも大好きなので、暇をみつけては連れて行くようにしています。早朝や夜が多いんですが、散歩の用意を始めると、大変な騒ぎになりますね。チワワなのでどうしても散歩が必要というわけではないんですが、やはり彼らのストレス発散にもなるし、私もお散歩することで運動不足解消にもつながるので、皆で楽しく歩いています。

O.B. いまは2頭とも、すごくおとなしいですね。白石さんの膝の上で、すっかり昼寝モードになっているみたいです。

白石 大勢の人は苦手なはずなんですが、妙に落ち着いてしまいましたね。でも家でも、いつもこんな感じなんです。バニラが私の膝の上に乗って、膝の横にショコラがちょこんと座って……。とにかく、ピトッとくっついています。部屋に革張りのソファを置いているんですが、冬になると、その上にムートンを敷いてるんですね。そこに3人でくっつきながら昼寝なんかしてると、もうたまらなく幸せ。夏場の暑いときは、「近づかないで!」という感じなんですが(笑)。

O.B. ワンちゃんと暮らす醍醐味ですね。

子どもの頃から家で、何頭ものイヌたちと別れを経験してきたから、ときどき、“最期のとき”のこと考えてしまう。


白石 本当に。いつまでもこうしていたいです。でもときどき、“最期のこと”も頭に浮かんでしまうんです。「ショコラが先にいっちゃうんだろうな」とか……。考えるだけで悲しいんですが。もともと実家で、何頭ものワンちゃんとお別れを経験しているんです。でも亡くなるとすぐ、父が新しいコを連れてきちゃって。「よくそんな気になれるわね!」と信じられなかったんですが、いま振り返ると、父がペットロスにならないようにしていたんですかね……。

O.B. 素敵なお父様ですね。

白石 実家ではいまもMIX犬を2頭飼ってるんですが、1頭は公園のフェンスに鎖でつながれていたところを、父が救出したワンちゃんなんです。当時は病気も患っていて、本当に可哀想だったって。そのせいか今は、もう1頭が気の毒になるくらい、父が溺愛しています。

O.B. 病気のイヌを、鎖で!?

白石 そうなんですよ。捨てイヌというか、虐待のような状態ですよね。

O.B. お父さんに出会えて、そのコは本当に幸せですね。シェルターには、悲しい出会いを経験したイヌたちがたくさんいますから……。

白石 本当に。テレビでシェルターの特集などがあると、必ずチェックするようにしています。目を背けたくなるけれど、それではダメなんですよね。最近、友人が千葉のシェルターを見学に行ってきたんです。その子が、「思っていたより、ずっと悲惨だった」と教えてくれました。明らかに弱っているコや、人間を不審そうに見るコがたくさんいたんですって。「あの目が忘れられない」と、とてもショックを受けていました。

O.B. 信じたくないし、信じられないですが、それが現実なんですよね。

白石 これ以上不幸なコが増えないように、なんとかして食い止めなくてはいけないと思います。人間の身勝手なんですが、簡単に解決できる問題じゃないですよね。

O.B. 捨てイヌも、いっこうに減る気配がないようです。

白石 その場かぎりで、安直に飼ってしまうのが問題なんでしょうね。飼う決心をするときは、いまの生活に加えて、この先ながい将来を含めて考えないとダメだと思います。

O.B. 15年後もイヌを飼える環境にあるか、想像するのが大切なんですね。

白石 ええ。私もよく「ふたりにお見合いさせないの?」と聞かれるんですが、やはり踏ん切りがつかない。そこから、生まれてくる命を今後、自分でまかないきれるかまだ自信がないんです。なので、いまは精一杯の愛情をショコラとバニラに注いでいきたいと思っています。家族の一員となる大切な命、その存在を愛せないようなら、飼ってはダメなんですよね。でもそこをクリアできれば、言葉を超えた信頼関係が手に入る。その素晴らしさが味わえるのは、本当に幸せことなんですよ。


白石美帆(しらいしみほ)
1978年、茨城県出身。短大在学中にスカウトがきっかけでデビュー。98年から始めたTBS系『スーパーサッカー』のキャスターとして支持を確立し、以後は女優としても活躍。数多くのTVドラマに出演のほか、映画『ベルナのしっぽ』では主役を演じ好評を博した。また、最近では舞台にも挑戦。女優として確実に活躍の場を広げている。

『オフィシャルブログ』
http://ameblo.jp/mihoshiraishi/

取材・構成/萩原はるな  写真/河合昌英