ONE LOVEへのメッセージ

優しい歌声と心に響くメロディーでファンを魅了するピアノマン ヨツヤタカヒロさん。アルバム「beautiful air」の中では亡き愛犬ロビン君への想いを「泣いてなんかいないで」という曲に込め、犬を愛する気持ちを多くの人に伝えています。今でもロビン君の存在を身近に感じているヨツヤさんからのONE LOVEメッセージです。
『ONE LOVE』はみんなが持つべき「愛犬家精神」や「愛情」。
1つの愛情が、1つのマナーを生み、1つの共存を生む。
これが『ONE LOVE』の想いです。年間、約12万頭ものイヌが保健所で殺処分されている現代日本。そこで「ONE LOVE」では、プロジェクト第1弾として、「イヌ・ステ・ゼロ」運動をスタートしています。そしてこれからも、単なるペットブームに乗るのではなく、成熟した「イヌとの暮らし」を実現するための情報発信とDonation(寄付活動)を行っていきます。
ONE BRAND(以下、O.B.) 「beautiful air」聞かせていただきました。「泣いてなんかいないで」はヨツヤさんが亡くなった愛犬のためにつくられた曲だそうですね。
ヨツヤ そうなんです。ロビンという名前のゴールデン・レトリーバーだったんですけど、ゴールデンらしからぬゴールデンだったんです。ゴールデンって、一般的にはシュっとしてるじゃないですか。しっぽも長くて格好いい感じなんですけど、ロビンはすごく人間っぽかったんです。顔も段々年取るごとに白くなっておじいさんの眉毛みたいになってきて、やたらとまつ毛が長かったり、今に喋り出すんじゃないかとみんなが思うほど、家族の一人になっていましたね。僕が中学生のころに父親が姉へのクリスマスプレゼントとして、欲しがっていた犬を買ってきたんです。それがロビンなんですが、こいつが中に入って来たおかげで、この時期に思春期で素直になれずに結構反発しかけていた自分を、家族に優しく出来るように戻してくれたんですよね。僕は大学のときに音楽をやるために地元を離れて東京に出てきたんですけど、帰る度にロビンに励まされていました。そんなロビンが死んでしまった後、しばらくは泣けなかったんですよ・・・悲しすぎて。でもある日急に突然すごく泣けてしまった瞬間があって、その時に「泣いてなんかいないで」を作ったんです。僕の中でロビンが死んでしまったんだと受け入れたタイミングだったんですね。
O.B. この曲はロビンくんからのメッセージのようですね。
ヨツヤ きっとロビンは「僕は死んでしまったけど泣かないで。僕はいつだってそこにいるんだ。」と家族全員に言っているだろうなと。それに奇跡的なことがたくさん起きたんですよ。ロビンが死んだ翌年に、姉夫婦が子供を授かったり。またその子がなんていうか・・・ロビンっぽいんですよ。うちの父親が間違えて「ロビン」と呼んでしまうぐらいなんです。顔はもちろん人間なんですけど、懐き方とか寄って来る様が似ているんですよ。ロビンはうちの家族にとって神様のような存在だったので、くじけそうなときも頑張れよって言っているんだなと思って。あと僕がゴールデンを飼っていたことを知らない人に「茶色い大きな犬を飼っていた?」って聞かれたことがあるんですよ、驚きました。ロビンの曲を歌うとライブ会場にも現れるらしいです。不思議なことに、僕ずっと晴れ男だったんですが、雨上がりの散歩が大好きだったロビンを歌にした後から、ライブの日が雨になっちゃいました。でも歌を歌うころになると雨が止むんですよ。不思議なことはまだまだあって、ロビンがいた頃は毛がいっぱい抜けて、黒い服を着ると付くわけですよ。それで「毛をとるのが大変だ」って言っていたものの、ロビンがいなくなって毛がつかなくってなんか「寂しいな」なんて思っていると、ロビンは来たことがない僕のマンションにロビンの毛みたいのが見つかったり。車も、ロビンが乗ったことがない車なのにロビンの匂いがしたり。それは僕が気付かなくて、僕の周りの人が「ロビンの匂いするよね」って指摘されて気がついたんですけど。そういった奇跡を数々起こしてくれたので、きっと近くにいてメッセージを送ってくれているんだなと感じるんです。
O.B. ロビンくんはヨツヤさんにすごく大きな影響を残してくれたんですね。
ヨツヤ 残していますね、本当に。僕は小学校の頃は児童会長なんかやってて結構威張ってて、中学校・高校の時も、人にものを言うときも角が立つ言い方をする子供だったんですよ。でもロビンのお陰で優しくしなきゃいけないんだと知ったというか、優しさは完全にロビンから学んだ気がしますね。死んで尚、そんな気がします。毎日一緒にいたい、そんな大切な存在を失う経験をしたので、だからこそ相手のことは大事にしたいと改めて思いました。
O.B. それから犬は飼っていらっしゃらないんですね。
ヨツヤ う~ん。新しい犬を飼うともうロビンが出てこなくなるだろうなと思ったり。次に飼っても、ロビンと比べてしまうんじゃないかと思うんですよね。犬のために、何かしてあげたいという気持ちはいつもあるんですが。
O.B. 「ONE LOVE」がドネーションさせていただいている保護団体では、飼い主を失った犬を一時的に預かって、新しい家族を捜す活動をしているのですが、次に飼うときにそういう保護された犬たちを飼うということはいかがですか?
ヨツヤ 僕、それは是非したいと思っています。飼わないと言いつつも、いずれきっと犬を飼うだろうと思ってはいるんですよ。昔、実家の近所にいわゆる"ONE LOVE"な家庭があったんです。可哀そうなわんちゃんを貰ってきて育てていて。僕はそれにちょっと憧れていたので、将来庭付きの家でも持てた時には、その暁には庭で犬を自由に遊ばせてあげたいなって思います。そういう暮らしだったらロビンも喜んでくれるかもしれないですし。これは実現したいですね。
O.B. ヨツヤさんがONE LOVEな暮らしを目指して、今日から行動するとしたら、まず何をされますか?
ヨツヤ まず、僕がONE LOVEに賛同していますということをホームページ上やブログに書きたいですね。すぐにでも出来ることはそれだと思うので。その後は、そういう気持ちを込めた歌を作って、色んな人に聞いてもらえるようにライブで聞いてもらいたいですし・・・、考え出すと止まらないですね。アーティスト仲間にもどんどんと広げていきたいと思います。
